
2月29日午後10時15分ごろ、青森県六ケ所村の沖合約12キロで、ベリーズ船籍の貨物船から「漁船と衝突した」と第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)に通報があった。貨物船は約20分後に沈没。外国人の乗組員14人のうち1人は救助されたが、13人が行方不明で、海保などが捜索している。
衝突したのは、貨物船「GUO XING 1」(1989トン)と、青森県八戸市の会社所有の沖合底びき網漁船「第8富丸」(138トン)。
同本部によると、貨物船の乗組員は中国人7人、ベトナム人6人、フィリピン人1人。うち、30代のベトナム人の男性が近くの漁船などに救助され、救急搬送されたが、意識はあり歩ける状態。一方、漁船には日本人13人、インドネシア人2人の計15人が乗っており、日本人1人が軽いけがをした。
運輸安全委員会は1日、事故原因調査のため、担当調査官2人を指名した。
JIJI Press