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トランプ氏、大統領就任なら「即座に阻止」=USスチール買収

トランプ氏は、11月の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いでトップを独走している。(AFP)
トランプ氏は、11月の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いでトップを独走している。(AFP)
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01 Feb 2024 11:02:17 GMT9
01 Feb 2024 11:02:17 GMT9

ワシントン:トランプ前大統領は31日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収について、「恐ろしいことだ。即座に阻止する。絶対にだ」と述べ、大統領に返り咲いた場合には、認めない考えを強調した。トランプ氏は、11月の大統領選に向けた共和党の候補者指名争いでトップを独走している。 

首都ワシントンで労組関係者と会談後、記者団に語った。トランプ氏は「(大統領1期目の在任中に)鉄鋼業界を救った。国内に雇用を取り戻したい」と話した。

日鉄は昨年12月、USスチールを買収することで合意したと発表した。ただ、全米鉄鋼労組(USW)は反対を表明。米議会からも雇用や安全保障への影響を懸念する声が相次いでいる。

USスチールが本社を置くペンシルベニア州など製造業が盛んな地域は、大統領選の激戦州。再選を目指す民主党のバイデン大統領と、労組票を巡る争いが激しさを増している。

米政府では、省庁横断組織の「対米外国投資委員会(CFIUS)」が、安全保障の観点から買収計画を審査。リスクが高いと判断すれば、大統領に阻止を勧告する。審査は長期化するとの見方が多い。

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は同日の会見で、USスチール買収計画について問われ、「バイデン大統領はもっとも労組寄りの大統領だ。鉄鋼労働者が公平な競争条件になることを望んでいる」と述べ、労組に配慮する姿勢を示した。審査への言及を避けた。

時事通信

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