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SLIMが運用休止=観測目標達成、「越夜」に挑戦―JAXA

SLIMは設計上、低温をしのぐ「越夜」の機能を持たないが、再び太陽光が当たる2月中旬以降に運用再開に挑戦する。(AFP)
SLIMは設計上、低温をしのぐ「越夜」の機能を持たないが、再び太陽光が当たる2月中旬以降に運用再開に挑戦する。(AFP)
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02 Feb 2024 12:02:24 GMT9
02 Feb 2024 12:02:24 GMT9

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、日本初の月面着陸に成功した小型無人探査機「SLIM(スリム)」の運用を休止したと発表した。着陸地点が月の「夜」を迎え、太陽電池で電力を発生できなったため、1月31日の運用後に休眠に入った。

JAXAによると、SLIMは同28日の運用再開後、搭載した分光カメラで月面の岩石を撮影。観測目標は達成したといい、地球に送られてきたデータから月の成り立ちの解明を目指す。

月の夜は約2週間続き、マイナス百数十度の低温になる。SLIMは設計上、低温をしのぐ「越夜」の機能を持たないが、再び太陽光が当たる2月中旬以降に運用再開に挑戦する。 

SLIMは1月20日未明、月の「神酒(みき)の海」にあるSHIOLI(しおり)クレーター付近への着陸に成功。直前にメインエンジン1基が破損し、「逆立ち」するような想定外の姿勢となった。太陽電池での発電ができず、運用を休止していたが、同28日に通信が回復、運用を再開していた。

時事通信

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