
東京:日本の月探査機は、予期せず2度目の極寒の「月の夜」を乗り切った後、再び眠りについたと宇宙機関が月曜日に発表した。
月探査用スマート・ランダー(SLIM)は、その着陸精度の高さから「ムーンスナイパー」と呼ばれ、1月に月面着陸に成功した。これで、日本は軟着陸を達成した世界で5番目の国となった。
しかし、亀のような動きのミニローバーを搭載した、この無人軽量宇宙船は、太陽電池パネルが曲がったまま、奇妙な角度で着陸した。
悲観的な予測を裏切り、探査機は2月下旬、地球で約14日間続く太陽光の届かない「月の夜」が終わると復活した。
摂氏マイナス130度(華氏マイナス200度)にもかかわらず、探査機は先週もこの偉業を繰り返し、新しい画像を地球に送信した。
月曜日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機が日曜日に再び休眠状態に入ったと発表した。
「今回の作業では、主にスイッチを入れたり負荷をかけたりして、いくつかの機器の状態をチェックしました。月の岩石を調べるためのマルチバンドカメラに、多少の不具合があったものの、撮影に支障はないので、現状把握のため検証している」と、JAXAはソーシャルメディアXで発表した。
月のクレーター周辺の岩石の種類によっては、マントルの物質が含まれていると考えられており、月がどのように形成されたかを知る手がかりとなる可能性がある。
AFP