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満開の桜に歓喜する東京の人々

東京・千鳥ヶ淵公園の桜の横でボートに乗る観光客(2024年4月4日撮影)(ロイター)
東京・千鳥ヶ淵公園の桜の横でボートに乗る観光客(2024年4月4日撮影)(ロイター)
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04 Apr 2024 09:04:44 GMT9
04 Apr 2024 09:04:44 GMT9

東京:寒波の影響で例年より遅い桜の満開を楽しもうと、観光客や市民が木曜、東京の桜の名所に詰めかけた。

ピンクと白い花が咲き誇るエレガントな茶色い枝、皇居のお堀からこぼれ落ちた花弁を浴びながら、人々は写真を撮ったり、ただ眺めたりしていた。

東京都心のお堀沿いにある、千鳥ヶ淵公園を毎年訪れているMichitaka Saitoさん(68)は「桜はとても象徴的で、周りのものすべてを楽しく美しく感じさせてくれます今年も良いスタートを切れたという気持ちになります」とAFPに語った。

桜の季節は、日本では伝統的に新年度の始まりであり、新たなスタートを意味すると同時に、人生のはかない無常も表す。

Hirose Eikoさん(76歳)は、夫のSadaoさんと桜を楽しむことは「私が元気で、彼も元気で、みんなで楽しい時間を過ごせるということ。来年も見られるのが当たり前だと思っているけれど、誰にもわからない。何かが起こるかもしれない」と語った。

気象庁は木曜、日本で最も一般的で人気のある桜の品種「ソメイヨシノ」が、平年より4日遅く満開になったと発表した。

気象庁は、今年の開花の遅れは寒さのせいだとしているが、長期的には気候変動がデリケートなこの花の開花を早めていると警鐘を鳴らしている。

昨年の桜の開花は3月14日で、2020年、2021年と並んで過去最も早かった。

気象庁は「1953年以降、日本の桜の平均開花日は10年に約1.2日の割合で早まっている。都市のヒートアイランド現象などと同様、気温の長期的な上昇が一因と考えられている」との見解だ。

パンデミック時の国境規制が解除されて以来、日本への観光客は活況を呈している。

ニューヨークから来日したカミラ・キエルボウスカさん(35歳)は、この桜を目当てに3度目の日本旅行を計画した。

「確か3月23日に日本に到着しました。そして私は冗談で『よし、空港からまっすぐ公園に行こう、桜を見逃すわけにはいかない 』って言ったんです。でも、凄く寒かったし、桜も咲いていなかった。ちょっと寂しかったけど、出発前にまだ満開の桜が見られることを期待していました。そして、期待に間違いなく応えてくれた」と彼女は語り、その光景を「素晴らしい」「とても幻想的」と称した。

関西大学の宮本勝浩名誉教授は、観光客からお花見など、日本における桜の季節の経済効果は、2023年の6160億円から今年は1兆1000億円になると予測している。

AFP

 

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