
モスクワ: ロシア外務省のアンドレイ・ルデンコ外務次官は金曜、日本の駐ロシア大使に対し、日米軍事協力における「危険な傾向」が北東アジアの安定と安全保障に脅威を与えていると警告した。
ロシアは、ジョー・バイデン米大統領と岸田文雄首相が水曜に、より深い軍事協力とミサイルから月面着陸まで幅広いプロジェクトに関する計画を発表し、両国の長年の同盟関係を強化したことを受けて、このように述べた。
米国と日本を含むその同盟国は、南シナ海と東シナ海における中国の脅威の増大に対抗し、台湾を掌握しようとする試みを抑止するために、軍備を強化している。
バイデン大統領と岸田首相は、ウクライナ紛争についても協議した。
ロシア外務省の声明によれば、ルデンコ外務次官は武藤顕・駐ロシア大使に対し、ロシアは日本との二国間関係が「前例のない低水準」に沈んでいると判断していると述べた。
外務次官は、日米軍事協力の進展について「日本や地域全体に対する政策を策定する際に、ロシア側が考慮することになる」と述べたという。
ロイター