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日本とその同盟国ーイスラエルの防空システムから得た教訓

日本の防衛当局者らは日経アジアに対し、イスラエルがイランから飛来する飛翔体の99%をどのように撃退したかを観察しそれがインド太平洋にどのように適用されるかをシミュレーションしていると語った。 (AFP)
日本の防衛当局者らは日経アジアに対し、イスラエルがイランから飛来する飛翔体の99%をどのように撃退したかを観察しそれがインド太平洋にどのように適用されるかをシミュレーションしていると語った。 (AFP)
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21 Apr 2024 08:04:19 GMT9
21 Apr 2024 08:04:19 GMT9

アラブニュースジャパン

東京:4月10日、ジョー・バイデン米国大統領と岸田文雄首相は、日本、米国、オーストラリアが対空ミサイル防衛網を構築する予定であり、各国はイスラエルの「アイアン・ドーム」システムの成功に注目していることを明らかにした。

これはイランがイスラエルに対して300機の無人機とミサイルを発射した際に運用された。

日本の防衛当局者らは日経アジアに対し、イスラエルがイランから飛来する飛翔体の99%をどのように撃退したかを観察しそれがインド太平洋にどのように適用されるかをシミュレーションしていると語った。

米国は、イランがイラン、イラク、シリア、イエメンの各地からイスラエルに向けて110発以上の弾道ミサイル、30発以上の巡航ミサイル、150機以上の無人機を発射したとしているが、攻撃の規模にもかかわらず、イスラエル国内に重大な被害は発生しなかった。 「我々は、特に弾道ミサイルがどのように撃墜されたのかについて、強い関心を持って注視している」とワシントンの日本の防衛当局者は日経新聞に語った。

報道によると、米国とイスラエルは多層の防空網を形成し、米国が先に撃墜できるものを撃墜し、イスラエルが第一線の防衛線を突破したものを撃墜したという。この地域の米軍機は70機以上の無人機を撃墜し、大型ミサイルの一部は地中海を航行する船舶に排除された。

防空システムは非常に効果的だが高価でもある。アローミサイル1発の価格は250万ドルから300万ドルとされており、パトリオットミサイルも非常に高価である。これに対し攻撃用の武器はより安価だ。「敵の経済規模がほぼ同じで、攻撃システムのコストが防衛システムよりも低ければ、時間の経過とともに防衛システムが疲弊する可能性がある」と元米国防次官補デービッド・オシュマネク氏は日経新聞に語った。

世界最大の武装弾道ミサイル戦力を保有する中国との紛争において、これが潜在的な問題になると見る向きもある。オシュマネク氏は、中国がイスラエルとウクライナから得た最大の教訓は、「これらの兵器の生産をやめず、兵器の増強を続けることだ」と述べた。

オーストラリア戦略政策研究所の上級アナリスト、グレゴリー・ブラウン氏は、イランの飛翔体に対するイスラエルの成功は「目を見張るもの」であり、オーストラリアと日本が今すぐこの種の防空システムに投資し、導入することが説得力があると主張する。 「これらの防空システムなしに敵の攻撃を受けたくはないだろう」とブラウン氏は述べた。

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