
7月5日投開票の東京都知事選をめぐり、自民党は小池百合子知事を支援する方向で調整に入った。東京五輪の延期が検討される中、現職の小池氏との連携強化が不可欠と判断。二階俊博幹事長は24日、小池氏と対立する党都連の幹部と会談し、対応を協議した。
都連との協議に先立ち、二階氏は記者会見で「勝てる候補を出すことを念頭に意見を聞きたい」と述べた。
自民党は2016年の都知事選で小池氏に敗北。17年の都議選でも、小池氏が率いた地域政党「都民ファーストの会」に大敗した。都連は今回の都知事選で、独自候補擁立を目指してきたが、人選が難航していた。
一方、二階氏は「小池氏が立候補したら応援する」と公言。安倍晋三首相も小池氏支持の意向を党幹部に伝えている。
JIJI Press