
マニラ:フィリピンは、南シナ海における中国の圧力強化に直面する東南アジアの国として、4億ドル以上の取引で5隻の沿岸警備隊巡視船を日本から購入することに合意したと、金曜日に発表した。
外務省は声明で、日本はフィリピンに643億8000万円(4億1300万ドル)を融資し、全長97メートルの多用途対応型巡視船5隻を購入し、「必要な支援施設の開発」のために支払うと述べた。
これはフィリピン沿岸警備隊を指し、「特に国際犯罪に対処する海洋活動の能力向上を支援するものである」と声明は述べている。
日本はフィリピンへの海外開発援助のトップ・プロバイダーである。
中国が南シナ海での領有権を主張する姿勢を強めるなか、両国は安全保障面での協力を深めようとしている。
北京は南シナ海のほぼ全域で領有権を主張しており、フィリピンを含む他国からの反論や、その主張には法的根拠がないという国際的な裁定をはねのけようとしている。
AFP