
東京:2020年東京オリンピックの看板娘である日本人テニスプレーヤーの大阪なおみ選手が土曜日に、来年への延期決定を支持するとの考えをSNSで表明した。
2018年全米オープンと2019年全豪オープンで優勝した大阪選手は、先月公開された2020年オリンピック公式モットーを発表する動画の中心的キャラクターだった。
しかしその後、コロナウイルスの世界的蔓延により先週、日本政府と国際オリンピック委員会が開催延期の決定を下した。
「オリンピックが私にとってどれだけ意味あるものか、そして故国のオリンピックに参加することがどれほど誇らしいことであるかは皆さんがご存じです」と世界ランク10位の大阪選手はツイッターで述べた。
https://twitter.com/naomiosaka/status/1243758866388533248?s=20
「もちろん、それが今年に実現しないことは残念ですが、私たちはみな2021年に向けてトレーニングに全力を注ぎます!私は安倍晋三首相の果敢な決断とIOCを100%支持します。
スポーツはやがて私たちを再びひとつにまとめ上げ、常に私たちとともにありますが、その時期は今ではありません」と22歳の彼女は付け加えた。
「今はすべての国、背景、人種の人々が、できる限り多くの命を救うためにいっしょに決起すべき時です。私にとって、それこそがオリンピック精神です。
日本の皆さん、心を強く持って頑張ってください。そして2021年の適切な時がきたら、世界に私たちの美しい国を見せましょう」
アジア人で初めて世界ランク1位を遂げた大阪選手は、50万以上いるフォロワーへのメッセージで締めくくった。
「健康に気を付けて、思いやりの心を忘れずに、みんなで頑張りましょう。そうすれば私たちは乗り越えることができます。心を込めて、なおみより」
大阪選手は、ハイチ人の父親と日本人の母親をもつ日本生まれの米国育ちで、変貌しつつある国の顔として、2020年東京オリンピックのモットーである『United by Emotion(感動によりひとつになる)』を伝えるために起用された。
伝統的に自分たちを単一人種の国家であるとみなしてきた日本も、民族的により多様化しつつあり、大阪選手は、オリンピックで開催国を代表することになる新たな傾向のスポーツヒーローたちの最先端にいる。
日本でのコロナウイルス感染者は1400名以上に上昇しており、死者は47名に及ぶ。
ロイター通信