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雑誌『選択』イランでハメネイ師の息子が権力の空白を埋めるために活動している、と述べる

雑誌『選択』によれば、5月19日のヘリコプター事故によるライシ大統領の死は、イランの政治体制の新しい段階の始まりを示しており、モジュタバ氏の願望を体現する方向でリーダーシップの権力闘争が進む可能性が高いとしている。(AFP)
雑誌『選択』によれば、5月19日のヘリコプター事故によるライシ大統領の死は、イランの政治体制の新しい段階の始まりを示しており、モジュタバ氏の願望を体現する方向でリーダーシップの権力闘争が進む可能性が高いとしている。(AFP)
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12 Jun 2024 09:06:34 GMT9
12 Jun 2024 09:06:34 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:イランに関する記事「次期大統領を巡る密やかな暗闇」で、日本の雑誌『選択』は、最高指導者アリ・ハメネイ師の息子であるモジュタバ・ハメネイ氏が、イブラヒム・ライシ大統領の突然の死による権力の空白を埋めるために動いていると述べている。

雑誌『選択』によれば、5月19日のヘリコプター事故によるライシ大統領の死は、イランの政治体制の新しい段階の始まりを示しており、モジュタバ氏の願望を体現する方向でリーダーシップの権力闘争が進む可能性が高いとしている。

この記事では、イランを率いる明確な有力候補はまだ現れていないものの、モジュタバ氏は父親の後継者として繰り返し名前が挙がっていると述べている。彼は公職に就いたことはないが、裏で活動しており、元大統領のマフムード・アフマディネジャードの強力な支持者だった。ある情報筋によれば、アフマディネジャードが大統領に選ばれた際の選挙結果を操作したのはモジュタバ氏だったとのことである。

この記事に引用された湾岸諸国の外務省関係者は、「ライシ大統領の死により、次の大統領候補はモジュタバ・ハメネイ師に忠実な人物となるだろう。アリ・ハメネイ師が突然死するような予期せぬ事態が起こらない限り、政権はライシ体制と同様の方法で運営され続けるだろう」と述べている。

イランの関係者によれば、モジュタバ氏は父親の地位を利用してビジネス、軍事、金融、セキュリティの分野で多様なネットワークを築き、ハメネイ家の財産を管理してきたとされ、父親の後継者として有力な候補と見なされている。

しかし、雑誌『選択』は、現イラン政府が王政を拒絶して成立したため、国民に責任を負わない家族メンバーによる最高指導者の継承は実現しないかもしれないとも述べている。

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