
モスクワ: ロシアのメディアは、ロシアを訪問していた北朝鮮当局者がモスクワ郊外の池で水泳中に溺死したと報じた。
BAZAニュースは、しばしば治安機関や法執行機関の情報源からの情報を掲載しており、その関係者であるキム・クムチョル氏は7月11日、モスクワの北西約37km(23マイル)の都市ゼレノグラードにある公共の水泳池で死亡したと伝えた。
北朝鮮の国営KCNA通信は今月初め、北朝鮮のエリート軍事訓練代表団が7月8日に飛行機でロシアに出発したと報じた。
KCNAは、金日成総合大学学長と称するキム・クムチョル(金錦哲)氏が代表団を率いていると伝えた。金正恩委員長はスイス留学を経てこの軍事大学に入学し、北朝鮮の第3の指導者に育てられた。
水曜日にモスクワの北朝鮮大使館は、金氏の死亡と身元についての情報を要請したが、すぐには応じなかった。SHOTテレグラム・チャンネルが別途報じたところによると、モスクワ警察はこの事件について公にはコメントしていないが、何が起こったのか状況を確認しているとのこと。
BAZAとSHOTの両チャンネルは、死亡した男性は公式訪問中で、モスクワの北朝鮮大使館に滞在していたと伝えている。どちらも軍事教育との関連については言及せず、農業部門で働いていたとだけ述べた。
BAZAによれば、キム氏は通訳を伴って、灼熱の夏を涼むためにゼレノグラードにあるボリショイ・ゴロジスコイの池に行ったという。
BazaとSHOTによると、通訳は泳いだ後キムを見失い、警察に連絡したという。遺体は翌日、池に浮かんでいるのが発見された。両誌は彼の年齢を64歳と伝えている。平壌とモスクワがこの1年で記録的な数の高官級訪問を交わし、ウラジーミル・プーチン大統領が24年ぶりに北朝鮮を訪問したことで頂点に達した。
両国の軍事的な結びつきは、ソウルやワシントンの政府高官を悩ませている。彼らは、ウクライナに対抗するために北がロシアに武器を輸送した証拠があると言う。
平壌とモスクワはそのような取引を否定している。
ロイター