
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言を踏まえ、文部科学省が再改定した臨時休校に関する指針の内容が7日、分かった。児童生徒のストレス解消に向け、校庭の開放を検討することなどを盛り込んだ。
文科省はこれまでに出した休校の指針を再改定し、緊急事態宣言が出された場合の対応を追加。安倍晋三首相による発令後、都道府県教育委員会などに通知する。
追加された指針では、臨時休校を行う場合、登校日は必要最小限とする。校庭開放は、感染拡大のリスクが高い「密閉、密集、密接」の3条件を避けた上で検討することとした。
教職員については、健康に配慮しつつ在宅勤務や時差出勤の工夫を求めた。仕事を休むのが難しい保護者らの子どもについて居場所の確保を検討するよう要請したほか、児童生徒の心のケアへの配慮も盛り込んだ。
JIJI Press