東京:国民民主党の玉木雄一郎党首は、チャットGPT の規約に違反したとして政策発信サイト「AIゆういちろう」の運用をひと月もたたないうちに休止せざるを得なくなった。チャットGPT を管理するオープンAI によると、このサービスを政治キャンペーンに使用することはできないという。
玉木氏は自身のX(旧twitter)で、「政治分野におけるAIの適切な活用に協力したい」として運用の休止を明らかにし、「AIゆういちろう」利用者に謝罪した。
玉木氏は、AIアバター「AIゆりこ」を使って政策を推進した小池百合子東京都知事の後を追っていた。
党の方針と玉木氏の過去の発言をAIに記憶させ、ユーザーがホームページで質問するとAIが対話的に回答した。「AIゆういちろう」による回答は玉木氏自身に似ていると言われ、7月8日の運用開始以来、10万件以上の質問が寄せられて人気を博していた。
玉木氏は今後、別のAIツールを使って類似のサイトを作ることを検討している。