
東京:日本は木曜日、第二次世界大戦の敗戦記念日に、少なくとも3人の閣僚が、アジア諸国が日本の戦時中の侵略の象徴とみなして物議を醸している靖国神社を参拝した。
木原稔防衛大臣、高市早苗 経済安全保障担当大臣、新藤 義孝経済再生担当大臣が東京の靖国神社を参拝した。
戦時中の首相、東条英機を含む14人の著名な戦犯が、同神社で祀られている250万人の戦没者の中に含まれている。
「今日、尊い命を犠牲にされたすべての方々に心から哀悼の意を表し、深く敬意を表します」と、木原氏は神社でテレビ放映されたコメントで述べた。
岸田文雄首相と尹錫烈(ユン・ソクヨル)韓国大統領が、ジョー・バイデン米大統領と安全保障関係の深化を目指すことで合意して以来、政府高官の参拝は初めてである。
日本政府の林芳正官房長官は定例記者会見で、「いずれも私的な立場で参拝したと理解しており、政府がコメントする問題ではない」と述べた。
「国のために命を捧げた人々に敬意を払うのは、どの国にとっても当然のことだ」
35年間日本の植民地であった韓国と、日本に侵略された中国は、神社は隣国の戦時中の行動を覆い隠そうとする保守派を惹きつけるものと見ている。
韓国外務省は、「わが国政府は、日本の責任ある指導者たちが歴史を直視し、謙虚な反省と真の内省を示すよう求める」
「これは、未来志向の関係を発展させるための重要な基盤である」と韓国外務省は声明で付け加えた。
日本が2世紀以上の鎖国から脱却した1869年に設立された靖国神社の支持者たちは、神社は隣国に戦争を仕掛けたことで非難された人々だけでなく、すべての戦没者を追悼するものだと言う。
日本のメディアによれば、9月に退任予定の岸田首相は参列せず、代わりに供物を送ったという。
高市氏は、岸田外相の後継者と目されている何名かの人物の一人である。
2013年に安倍晋三首相が靖国神社を参拝して以来、「平和国家」を意味する靖国神社を参拝した日本の首相はいない。
ロイター