
東京:中国の偵察機が日本の領空に侵入したことは、中国の指導者の攻撃的な性質について東京に「警鐘」を鳴らすものだと、下院中国特別委員会の委員長を務めるジョン・ムールナー米下院議員は水曜日に述べた。
月曜日に九州南部付近を飛行していたY-9偵察機が巻き込まれた事件は、中国軍機が日本の領空を侵犯した初めてのケースであった。
中国外務省は火曜日、まだ状況を理解しようとしていると述べた。
共和党の下院議員であるムールナー氏は、水曜日に東京でインタビューに答え、「ここ数年、非常に変わった中国を見てきた。問題は、将来の侵略や悪意ある活動を抑止する最善の方法は何かということだ、」と語った。
彼の来日は、中国のフェンタニル前駆体化学物質の輸出から米国企業に対する北京の影響力まで、様々なテーマを調査してきた超党派委員会の6名ほどのメンバーとともに、ジョー・バイデン大統領の政権が半導体製造装置の輸出規制を拡大しようとしているときに実現した。
日本は米国の同盟国と協力してそのような技術の出荷を制限してきたが、ワシントンとは異なり、隣国であり最大の貿易相手国を直接標的とする貿易規制は避けてきた。
一部の外国チップメーカーから中国への半導体製造装置輸出を停止する米国の権限を拡大する新しいルールでは、日本、オランダ、韓国は除外されると、2人の情報筋が先月ロイターに語った。
ムールナー氏は日本で、日本の技術輸出を監督する斎藤健通産相に会い、岸田文雄首相や他の日本政府高官と会談した。
「問題は、将来の(中国の)侵略や悪質な活動を抑止する最善の方法は何かということだ。われわれに不利になるような軍事複合体には手を出したくない」と語った。
ロイター