
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、毎年8月に開催されている「仙台七夕まつり」が今年は中止となることが決定した。仙台商工会議所などでつくる仙台七夕まつり協賛会が10日、記者会見を開き発表した。中止は1946年に現在の形で開催されるようになって以降初めて。
協賛会によると、来場者数は例年約250万人。今年も8月6~8日の開催を予定していた。七夕まつりの前日に、前夜祭として毎年実施していた仙台七夕花火祭も中止する。
仙台商工会議所会頭の鎌田宏会長(78)は「東日本大震災が発生した2011年も絶やさなかったので、今年も何とか続けたかった。大変残念だがやむを得ない」と話した。
仙台七夕祭りは東北を代表する祭りの一つ。青森ねぶた祭も今夏の開催中止が決まっている。
時事通信社