
東京:「対等な日米関係を求める市民の会」と名乗る団体が主催する抗議行動が金曜日、東京のアメリカ大使館前で行われた。参加者たちは、ラーム・エマニュエル駐日米国大使の 「長崎平和式典に対する無神経さと日本への干渉」を理由に、即時辞任と退去を求めた。
同団体は抗議会場で配布した書簡で、エマニュエル大使を「原爆投下の責任を負う侵略国家の代表」と決めつけ、政治的な意見の相違を理由に長崎の式典を欠席することは、「犠牲者を称え、平和を育みたいと願う日本国民を深く不快にさせる」と述べた。
抗議文は国会議員や県議会議員、地方議員10名、学者・オピニオンリーダー20名近くが署名した統一見解だった。
デモ参加者たちは、エマニュエル大使が平和記念式典を欠席したのは、長崎がイスラエル大使を招聘しないという決定を下したためだと説明した。彼らは、このような重要な行事にアメリカ大使が欠席するのは受け入れがたい理由だと主張した。
書簡は、イスラエルが「ガザの市民に対する無差別大量殺戮キャンペーン」を行ったと非難し、世界で唯一原爆攻撃を受けた都市である長崎と広島の「大量虐殺」との類似点を指摘。
彼らはまた、いわゆるLGBTQの権利を導入し、同性婚を認めるよう日本政府に影響力を行使したとされるエマニュエル氏を批判した。これは日本の内政へのあからさまな干渉であり、日本の伝統文化を否定するものだと主張し、それが日本国民の大きな不満につながっていると考えている。
「今年の平和記念式典への欠席、昨年のLGBT法案に関する介入、そして私たちの文化的規範を無視した公の政治活動やデモは、外交官として期待される範囲をはるかに超えており、大使としての資質が疑われます」
「エマニュエル大使、あなたの行動は日米友好の基盤そのものを危うくするものです!我々はもはや、駐日米国大使としてのあなたの存在を容認することはできない。あなたの傲慢さと無礼な態度は、あなたが米国を代表する大使としてふさわしくないことを示している」と、このグループが大使館に届けようとした書簡にはこう書かれていた。
声明はアメリカ政府に対し、「同様に不適格な」将来の駐日大使を任命しないよう求め、有能な代表の必要性を強調した、
抗議声明はまた、在日米軍が享受している特権の廃止を要求し、東京郊外にある巨大な横田基地(ジョー・バイデン大統領が “日本の主権を無視して “日本訪問のために着陸した場所)の返還と、”占領時代の名残を放棄すること “の必要性を強調した。
デモ参加者たちは、「エマニュエル大使、内政干渉をやめろ」「エマニュエル大使、即刻辞任して帰国せよ」「日米関係を対等に」「日本の真の独立を実現しよう」などのメッセージを書いた横断幕を掲げた。