東京:日本のアイコムは木曜日、レバノンで最近発生した爆発事件で使用されたとされるラジオのモデルは、同社では製造していないと発表した。
アイコムのアーロン・キャンプ執行役員・社長室室長は、「問題の機器はすでに10年近く生産されていない」と述べた。「この特定のモデルは2014年10月以来出荷されていないため、市場に出回っている機器は偽造品である可能性が高い」
同社はイスラエルに正規代理店を置き、イスラエルに製品を販売しているが、輸出規制のある国(Export Control対象国)への輸出はおこなっていないと付け加えた。そして「当社は輸出管理法に従っています」「輸出規制リストに載っている国は、特別な許可を得なければなりません」と同氏は述べた。
「当社の無線機はすべて、ISO9001/14001/27001に基づく厳格な管理体制の下、和歌山県の製造子会社である和歌山アイコム株式会社で製造されています」「また、指定された部品以外は一切使用していません。また、すべての無線機は同じ工場で製造されており、海外では製造されていません」と同社は声明で述べている。
数日間にわたる機器の爆発の第2波で、レバノンのヒズボラの拠点で水曜日に20人が死亡、450人以上が負傷したと当局が発表した。