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駐日イスラエル大使「敵はパレスチナの市民ではない」

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14 Oct 2023 10:10:38 GMT9
14 Oct 2023 10:10:38 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:イスラエルのコーエン駐日大使は金曜日、東京で行われた記者会見で、イスラエルを攻撃したハマス武装勢力を「獣」、「野蛮人」と呼び、自国での虐殺をグラフィック画像を用いて説明した。

しかしコーエン氏は、イスラエルはパレスチナの人々と戦っているわけではなく、標的はISISよりも悪い「テロリスト」ハマスだと語った。「ハマスは我々の敵であり、彼らは我々にしたことの代償を払うことになるだろう。我々は戦争中だ」

コーエン氏は、イスラエルは2007年にガザから完全撤退したが、イランの支援を受けたハマスが、パレスチナ解放機構(PLO)やパレスチナ自治政府に対して残忍なクーデターを起こすことにつながってしまったと指摘した。

「我々はガザから無条件に撤退し、ガザが繁栄し、平和に暮らせるようにパレスチナ当局に鍵を与えた」と彼は説明した。「我々は電気、ガス、食料、医薬品を提供した。ガザを平和な場所にしようと大変な努力をした。彼らの経済を繁栄させたかったのでガザからパレスチナ人労働者を得た。我々は彼らの経済が良好であることを望んだが、その見返りはイスラエルに対する数十万発のミサイルだった」

「しかし、このテロ組織は市民の世話をしなかった。彼らはただ、ユダヤ人やイスラエル人を殺そうとしているだけで、彼らのイデオロギーは平和ではない。 政治的でもない。イスラエルと戦わないヨルダン川西岸などの地域の普通のパレスチナ人と、ハマスの違いを知ってほしい。ハマスのイデオロギーとは何か? 彼らにとってユダヤ人は猿と豚であるということだ。彼らはイスラムの価値観を歪曲している」

コーエン氏は、ハマス戦闘員によるレイプや殺害、虐待を写真や映像で説明し、地面のISISの旗を指差した。また、イスラエルを支援したバイデン大統領や日本など西側諸国の反応を称賛し、共に戦いに参加しなければならないと警告した。

「国際社会がイスラエルの味方をしているのは、我々がテロとの闘いに取り組んでいるからだ。今、降伏すれば、テロは日本やオーストラリア、ヨーロッパの玄関口にまで及ぶ。世界中のテロリストが同様のことができると理解するからだ。これは我々にとっての911だが、ひとつ明確にしておきたいことがある: 私たちはこの戦争に勝つだろう。勝つ以外に選択肢はないからだ」

イランに対する警告は厳しいものだった。「我々はイランとヒズボラにも呼びかけている。バイデン大統領が述べたように、行動してはいけない、干渉してはいけない。イランの大統領は、ハマスとイスラム聖戦の手にキスをしたいと発言し、罪のない子どもの殺害や女性への暴行を英雄的行為として称賛した。イランの指導者による発言だ。このような行為を要求する国連加盟国が、国家指導者があるだろうか?」

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