
牧原秀樹法相は8日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連イベントに、自身や秘書が計37回出席していたと明らかにした。自民党が2022年に実施した調査では、牧原氏と教団側の接点は確認できていなかった。
牧原氏によると、23年2月に党側に事後報告。「過去の日程が膨大で、正確な情報把握が期限に間に合わなかった」と釈明した。
これに関し、立憲民主党の小川淳也幹事長は会見で「極めて不適切だ」と批判。日本維新の会の藤田文武幹事長も「ぽろぽろと追加情報が出てくれば、信用性に疑義が生じる」と述べ、説明責任を果たすよう求めた。
橘慶一郎官房副長官は会見で、首相の任命責任について「人事は適材適所で判断されている」と強調。その上で「政府として改めて(事実関係を)確認することは考えていない」と述べた。
時事通信