
自動車メーカーの工場停止の動きが止まらない。新型コロナウイルスの感染拡大による需要の落ち込みを受け、トヨタ自動車は15日、5月以降も国内工場の一部で稼働を停止すると発表。子会社のダイハツ工業や日野自動車に加え、スズキ、SUBARU(スバル)も停止日を新たに追加した。
トヨタは平日の5月1、11両日に国内全15の完成車工場を非稼働とする。12日以降も愛知、静岡、岩手各県の計4工場で最長18日まで生産ラインの全てまたは一部を停止する。
ダイハツは主力の軽自動車「タント」などを製造する滋賀第2工場(滋賀県竜王町)の休止延長に加え、大阪、京都両府の工場も5月に2~3日間、止める。日野自動車は12日に羽村工場(東京都羽村市)を休止する。
4月から国内全5工場を断続的に停止したりしているスズキは2工場の停止期間を同28日まで延長する。スバルは米国インディアナ州の工場再開を5月11日に延期。停止による減産台数は、国内工場と合わせて世界生産の1割に上る。
JIJI Press