ソウル:北朝鮮の金正恩氏の妹で権力者の金与正氏は、米国、日本、韓国による軍事演習は北朝鮮の核増強を正当化するものであると述べたと、国営メディアKCNAが火曜日に伝えた。
金氏は、北朝鮮が先週「火星19」と呼ばれる新型の固体燃料大陸間弾道ミサイルの試射を行った後に実施した航空演習、および同盟国が今年実施した「20以上」の軍事演習を批判した。
このような脅威があるため、北朝鮮は核抑止力を強化する方針を変更することはないだろう、とKCNAは述べた。
北朝鮮のICBMは先週、これまでのどのミサイルよりも高い高度に達した。北朝鮮と、ミサイルの飛行を追跡した韓国と日本の軍によると、ミサイルは日本とロシアの間の海域に落下するまで、宇宙の深部まで飛行した。
発射後、韓国空軍は、米韓空軍が史上初となる合同実弾攻撃演習を実施し、グローバルホークとリーパー無人機がGPS誘導弾を敵目標に模擬攻撃で投下したと発表した。
先週のICBM発射は、北朝鮮がウクライナでのロシアの戦争に兵士を派遣し始めた直後に起こった。この発射は、米国やその同盟国である韓国、日本、欧州、そして国連事務総長から速やかに非難された。
一方、KCNAは火曜日、北朝鮮の金正恩指導者が月曜日に、中国との国境付近で豪雨と洪水の被害にあった地域の復興状況を視察したと伝えた。
ロイター