東京:日本の石破茂首相は水曜日、ドナルド・トランプ氏に祝意を表明し、同氏が米大統領選で勝利宣言をしたことを受け、両国の同盟関係を「新たな高み」に引き上げたいとの考えを示した。
トランプ次期米国大統領、心からお祝い申し上げます。
— 石破茂 (@shigeruishiba) November 6, 2024
日米同盟を更に強化し、自由で開かれたインド太平洋を推進するために、緊密に連携することを心から楽しみにしています🤝
「トランプ氏の勝利を祝福するとともに、米国の人々が民主的に選んだことへの敬意を表したい」と記者団に語った。「トランプ氏と緊密に協力し、日米同盟と日米関係を新たな高みに引き上げることを期待している」と述べた。
また、トランプ氏とできるだけ早く連絡を取るよう「努力する」と付け加え、早期の首脳会談開催を希望する考えを示した。
石破氏は11月18日からブラジルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する予定である。
日本政府高官は、石破氏が帰国途中に米国に立ち寄り、トランプ氏と初会談を行うことを期待していると述べた。
トランプ氏は中国との対立を恐れていないと示唆しているが、日本の外務省高官は「日米同盟の重要性は変わらない」と述べた。
しかし、トランプ氏は大統領選のキャンペーン中に、米国の同盟国に対して防衛関連の負担増を求めるつもりだと発言している。
日本に対しては、在日米軍駐留経費の負担増や、米国製防衛関連装備品の購入増を求められる可能性がある。
石破氏は側近に「厳しい時代が来る」と語ったと報じられた。
日本政府内では、米国がロシアの侵攻と戦うウクライナへの支援を削減すれば、主要民主主義国(G7)の結束が乱れるのではないかとの懸念が広がっている。
石破氏が最近提案した日米地位協定の見直しは、日米間の新たな問題となる可能性がある。
また、トランプ氏が米国への輸入品すべてに10~20%の追加関税を課すと公約していることから、日本は米国の保護主義的な動きにも警戒している。
AFP・時事通信