
キエフ:ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は月曜日、ロシアのクルスク地方で3000人以上の北朝鮮兵士が死傷したと述べ、平壌がモスクワ軍にさらなる人員と装備を送る可能性があると警告した。
「北朝鮮がロシア軍にさらに兵員や軍備を送り込む危険性がある」とゼレンスキー氏はX日、軍トップのオレクサンドル・シルスキー司令官から報告を受けた後に語った。
「我々はこれに対して具体的な対応をとるだろう」と付け加えた。
北朝鮮の損害の見積もりは、ソウルの合同参謀本部(JCS)が月曜日に発表した、少なくとも1,100人の北朝鮮軍が死傷したというものよりも高い。
この評価は、先週韓国のスパイ機関が行ったブリーフィングに沿ったもので、この地域では約100人が死亡し、さらに1,000人が負傷したと報告した。
ゼレンスキー氏は予備的なデータを引用したと述べた。ロイターは、戦闘による損害に関する報道を独自に確認することはできなかった。
ロシアは北朝鮮側の存在を肯定も否定もしていない。平壌は当初、派兵に関する報道を「フェイクニュース」として否定していた。
北朝鮮当局者は、そのような派兵は合法的なものだと述べている。
ウクライナと同盟国の評価によれば、北朝鮮はロシアに約1万2000人の部隊を派遣している。
そのうちの何人かは、ロシアのクルスク地方での戦闘に投入されている。クルスク地方は、8月の大規模な越境侵攻の後、ウクライナがまだ土地の塊を保持している。
JCSは、平壌が、すでに供給されている240mm多連装ロケットランチャーと170mm自走榴弾砲に加えて、ロシアに出荷する自爆ドローンの製造を計画している兆候を察知したと付け加えた。
キエフは、モスクワと平壌による戦争経験と軍事技術の移転は世界的な脅威であるとして、同盟国に厳しい対応を求め続けている。
「世界にとって、安定を回復するためのコストは、情勢を不安定にし、人命を破壊する者に効果的に圧力をかけるコストよりも常にはるかに高い」とゼレンスキー氏は語った。
ロイター