
東京 : 日本はシリアの「いわゆる暫定政府」と接触しているが、現在のところダマスカスの日本大使館を再開する計画はないと、日本の外務省当局者がアラブニュース・ジャパンの取材に対し答えた。
外務省関係者は、日本はシリアで平和的かつ安定的な移行が行われることを望んでおり、すべての関係者がシリア国民の間の対話を通じて包括的な政治的解決と国民和解に向けて建設的な役割を果たすことを期待していると付け加えた。
そして「我々は状況を注意深く監視し続け、国際社会と協力して対応していく」と述べた。
日本がシリアの危険レベルを、国民に避難を指示するレベル4から引き下げるのはいつになるのかという質問に対しても外務省関係者は回答したが、バッシャール・アサド大統領が国外に逃亡し、多くの国際メディアが現在シリアで活動しているにもかかわらず、日本はシリアの危険レベルを即座に変えることには消極的だ。
日本政府は、各国・地域の治安情勢やその他の政治的・社会的状況を勘案し、中長期的な観点から『海外渡航安全情報』のレベルを決定しているため、「シリアについては、これらの要素を踏まえ、引き続き適切に判断していく」と述べた。