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無罪判決を受けた最長の死刑囚が日本に130万ドルを求める

袴田巌氏(88歳)は、1966年に起きた4人殺害事件の犯人として、40年以上もの間、そのほとんどが死刑囚監房に収監されていたが、昨年、無罪が確定した。(AFP=時事)
袴田巌氏(88歳)は、1966年に起きた4人殺害事件の犯人として、40年以上もの間、そのほとんどが死刑囚監房に収監されていたが、昨年、無罪が確定した。(AFP=時事)
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30 Jan 2025 07:01:10 GMT9
30 Jan 2025 07:01:10 GMT9

東京:世界最長の死刑囚は、有罪判決が取り消された後、日本政府に対し130万ドル以上の補償金を支払うよう要求している、と彼の弁護士が木曜日に語った。

袴田巌死刑囚(88)は昨年、1966年に起きた4人殺害事件で無罪とされ、40年以上もの間、そのほとんどを死刑囚監房で過ごした。

地方裁判所は9月の再審で、警察が証拠を改ざんし、元ボクサーは「供述を強要するための非人道的な取り調べ」を受けたが、後に撤回したとの判決を下した。

その後、検察側は無罪判決を不服とし、日本史上最大級の司法の誤りに終止符を打った。

現在は自由の身となった袴田氏と弁護団は、2日、静岡地裁に2億円(130万ドル)以上の賠償を求める訴えを起こした。

これは日本の刑事補償法に基づく最高額であり、無罪判決が確定すると、勾留されていた1日ごとに最高12,500円(81ドル)を支払うと規定されている。

「死刑囚として、最悪の身体拘束をこれほど長い間受けていたことを考えると、この金額では到底足りない」と小川秀世弁護士はAFPに語った。

数十年にわたる勾留–死刑執行の脅威が常に迫っていた–は、袴田さんの精神的健康に打撃を与えたと、彼の弁護士は以前述べており、彼は「空想の世界に生きている」と表現していた。

「金銭的な補償が、袴田さんと(妹の)秀子さんの残された人生にふさわしい安らぎを与える助けになることを願っています」と小川弁護士は語った。

日本とアメリカは、日本国民から広く支持されている死刑制度を維持している唯一の主要先進民主主義国である。

袴田死刑囚は、日本の戦後史上5人目の再審が認められた死刑囚である。過去4件はすべて無罪となった。

AFP

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