
モスクワ: クレムリンは金曜日、ロシア軍と戦闘中の北朝鮮兵士が前線から引き揚げたとの報道についてコメントを控えた。
欧米、韓国、ウクライナの情報機関によれば、平壌は、ウクライナが国境を越えて攻勢をかけている西部のクルスク地方で戦っているロシア軍を支援するため、1万人以上の部隊を配備していたという。
木曜日のニューヨーク・タイムズ紙は、米国とウクライナの当局者を引用して、北朝鮮軍は戦闘で多くの犠牲者を出した後、前線から引き揚げられ、2週間ほど戦闘を目撃されていないと報じた。
ウクライナの大統領顧問であるミハイロ・ポドリャク氏は水曜日に、「ウクライナの特殊作戦部隊からの報告によると、一部の北朝鮮部隊はクルスク地方の前線から撤退した」と述べた。
金曜日にこの報道について問われたクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官はコメントを避けた。
「正しいものも間違っているものも含めて、さまざまな議論がある。毎回コメントする価値はない」と付け加えた。
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、クルスク地方でウクライナ軍に捕らえられた北朝鮮兵士の映像を公開した。
キエフと西側諸国は、北朝鮮軍兵士の派遣を、3年にわたる紛争における大きなエスカレーションだと非難した。
AFP