
東京 : 北朝鮮は、月曜日に米原子力潜水艦が韓国の釜山海軍基地を訪れたことについて、「わが国の安全保障環境に対する紛れもない脅威 」と批判した。
北の国防省の報道官は火曜日に声明を発表し、米潜水艦の訪問を「朝鮮と対立するアメリカの変わらぬ狂気を集中的に表現したもの」であり、「地域の軍事的緊張をさらに激化させるもの」であるとした。
声明はさらに、「われわれは、朝鮮半島における地域の高度な軍事的対立状況を実際の武力衝突に追い込みかねない、米国の極めて危険な敵対的軍事行動に対する深刻な懸念を表明する」と付け加えた。
北は米国に対し、これ以上の不安定化や挑発行為を止めるよう「強い警告」を発しているとし、潜水艦の朝鮮半島への出現は、「わが国の国家元首が最近明らかにした新たな核戦力と自衛力強化策がいかに正当なものであり、われわれがどの方向に進まなければならないかを明確に示している 」と付け加えた。
北は、米国が支配的で 「力による支配 」に頼っていると非難した上で、力には力で対抗し、自国の安全保障上の利益を守るためにはいかなる手段も用いると述べた。
声明は「共和国の軍隊は、国家の安全を守る憲法上の義務に常に忠実であり、地域の安全保障環境を脅かす根本原因に対する抑止行動を躊躇なくとり、挑発者を処罰する正当な権利を行使する」としている。