
東京:有効なパスポートを所持している日本人は6人に1人で、海外渡航者数は徐々に回復しているものの、パンデミック以前の水準を下回っている。
パスポートを持つアメリカ人の半数をはるかに下回り、1990年の約5%から急増している。
また、隣国の韓国では約60%だとソウルは発表している。
外務省が木曜日に発表したところによると、2024年12月現在、有効な日本のパスポートは2160万冊発行されており、これは全人口の約17.5パーセントに相当する。
Covid-19の大流行以前は、日本人の約4分の1が有効なパスポートを持っていた。
今年のヘンリー・パスポート・インデックスによれば、日本のパスポートは隣国の韓国のパスポートと並んで、シンガポールに次ぐ世界第2位の強さを誇り、190の目的地へのビザなし入国を可能にしている。
同省によれば、パンデミック時代の検疫措置や国境閉鎖の後、日本からの出国は徐々に再開されているという。
しかし、円安–過去5年間でその価値の3分の1を失った–は、インフレや国内旅行への再関心とともに、日本人旅行者の足を引っ張る要因の一つであるとアナリストは言う。
昨年は3,600万人以上が訪れ、京都のようなホットスポットに多くの人が押し寄せた。
日本人の海外旅行は、1980年代後半の好景気の時代に急増し始めた。
1990年には日本から1000万人以上が海外に旅行し、この数字はパンデミック前に2000万人にまで増加した。
日本の大手旅行会社JTBによると、今年は約1,410万人の日本人が海外旅行をすると予想されている。
「ここ数年、急激な円安で海外旅行を控える人もいたが、為替相場が落ち着けば、海外旅行は勢いを増すだろう」と、1月に発表された同社の調査結果は述べている。
AFP