
ワシントン:ドナルド・トランプ米大統領は火曜日、日本、韓国、その他の国々は、アラスカにおける「巨大な」天然ガスパイプラインで米国と提携したいと述べ、それぞれ「数兆ドル」を投資すると主張した。
トランプ大統領はアメリカ議会での演説で、このパイプラインは世界最大級のものになると述べた。
「日本、韓国、その他の国々は、それぞれ何兆ドルもの投資をして、我々のパートナーになりたがっている」と彼は言った。
韓国の産業省によれば、安徳根(アン・ドクグン)大臣は先週ワシントンを訪問した際、アメリカ政府関係者とこのプロジェクトについて話し合ったが、具体的な詳細は決まっていないという。
トランプ大統領の発言後、同省報道官はロイター通信に対し、「両国の相互利益に関する問題であるため、今後米国との協議に積極的に関与していく」と述べた。
火曜日に先立ち、アン大臣は、米国がアラスカの液化天然ガスプロジェクトに参加することに興味があるかどうか、韓国や他の国に尋ねたと述べた。
彼は、ソウルとワシントンはパイプライン、エネルギー、造船、関税と非関税障壁を議論するための実務者グループを設立することで合意したと述べた。
安氏は、韓国の輸出依存経済に大きな打撃を与えると予想されるトランプ政権の関税からの免除を求めてワシントンに向かった。
トランプ大統領は議会演説で、自身の関税計画を強調し、他国が米国に対して行ったように、今度は米国が他国に対して関税を行使する番だと述べた。彼は、4月2日に相互関税を課すと述べた。
彼は、韓国の平均関税は米国の4倍で、米国が韓国に対して軍事援助やその他の援助を行っているにもかかわらずだと述べた。
日曜日、ホワイトハウス国家エネルギー支配評議会のダグ・バーガム共同議長は、800マイルのLNGガスパイプラインは、米国が同盟国にエネルギーを販売することを可能にし、「米国財務省のための資金を調達する 」と述べた。
アラスカLNG案がコストとロジスティクスのハードルに直面する一方で、日本、韓国、台湾、その他の国々は、アメリカのガス輸入を増やすというアイデアをより広く受け入れている。
日本の政府関係者は、パイプラインへの参加に同意したとは言っていないが、この問題を検討することには同意していると、この会話に詳しい関係者は語っている。
日本の経産大臣は今月ワシントンを訪問し、トランプ大統領の関税の免除を求め、日本が米国産LNGをさらに購入する計画について話し合う予定だ。
ロイター