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東京：石破茂首相は金曜日、東京でラマダン・イフタールを主催し、多様なイスラム諸国から日本駐在の大使やイスラム代表団の長ら約45名が集まった。このイベントには、林芳正内閣官房長官や日本の高官も出席した。

冒頭の挨拶で、石破首相はイスラム諸国からの「大切な友人たち」を歓迎し、ラマダンの断食明けを祝う伝統的なこのイフタールが、日本とイスラム諸国との信頼と友情を深める機会になることを願っていると述べた。このイベントは、日本がイスラム諸国との関係を強化する外交努力の一環であり、開かれた対話と相互理解の場を提供する重要なステップとなる。

石破首相は、「国際社会が歴史的な転換点にある中で、日本とイスラム諸国との連携を強化することが、これまで以上に重要である」と強調した。「現在、中東やウクライナ情勢、そして深刻化するグローバルな課題への対応をめぐり、世界には分断や対立が存在している。」

また、「中東においては依然として厳しい状況が続いており、特にガザ地区の人道状況は極めて厳しい」と指摘。さらに、「二国家解決の実現に向けて、日本は積極的に貢献していく」との強い決意を示した。

石破首相は、日本が世界中の多くの国々と友好関係を築いていることに言及し、「私が首相に就任して最初の海外訪問先として、マレーシアとインドネシアを選びました。両国はイスラム教徒が多数を占める国であり、日本とイスラム社会は、対立ではなく協力へと世界を導く共通の価値観を共有している」と語った。

さらに、石破首相は「大阪・関西万博2025」のプロモーションにも力を入れ、公式キャラクター「ミャクミャク」を紹介し、多くの国々の参加を期待していると述べた。大阪万博は、日本が国際社会と関わりを深め、外交関係を強化する重要な場であり、首相がその推進に力を入れるのは、日本の国際的な関与の重要性を示すものである。

石破首相はスピーチの締めくくりに、「大阪・関西万博開幕まで30日を切りました。ぜひ皆さんの友人や国民に万博への参加を呼びかけてください」と述べた。

外務省によると、このイフタールには以下のイスラム諸国の代表が参加した：

アルバニア、アルジェリア、アゼルバイジャン、バーレーン、バングラデシュ、ベナン、ブルネイ、ブルキナファソ、カメルーン、ジブチ、エジプト、ガボン、ギニア、インドネシア、イラン、イラク、ヨルダン、カザフスタン、クウェート、キルギス、レバノン、リビア、マレーシア、モルディブ、モーリタニア、モロッコ、モザンビーク、ナイジェリア、オマーン、パキスタン、パレスチナ、カタール、サウジアラビア、セネガル、スーダン、シリア、タジキスタン、タンザニア、チュニジア、トルクメニスタン、トルコ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、イエメン。