
東京:2011年の福島原発事故後、放射能に汚染された水を吸収するために使用された土嚢を、早ければ来週にもロボットが回収し始めると、原発運営会社の広報担当者が金曜日に語った。
被災した日本の発電所を運営する東京電力によると、チェルノブイリ以来最悪の原発事故後、2つの建屋の地下階にある土嚢はそのまま放置されているという。
土嚢の表面の放射線レベルは毎時4.4シーベルトと高く、これは「人間が近づくと死ぬ」ことを意味すると、東京電力の広報担当者はAFPに語った。
日本のメディアは、回収される袋は2850個と報じているが、東京電力はこの数を確認しておらず、総重量は41.5トン(91,500ポンド)だとしている。
袋を回収するために開発された2台のロボット(1台は動く爪付き)が、水曜日に地下フロアに設置された。
東京電力は2027年度末までにこの作業を終えることを目指している。
その後、土嚢袋は放射性物質用のコンテナの中に入れられ、建屋外の仮置き場に保管されると広報担当者は述べた。
福島の原子炉6基のうち3基がメルトダウンしたのは、14年前のことだった。
マグニチュード9.0の地震によって引き起こされた津波は、18,500人の死者・行方不明者を出した。
避難を余儀なくされ、周辺地域の一部が居住不可能となったこの原発事故によって、直接死亡したと記録された者はいない。
汚染された土嚢に加え、約880トンの放射性デブリが原発内に残っている。
このデブリの撤去は、数十年にわたる廃炉プロジェクトの中で最も困難な課題である。
原発から放射性物質を含むデブリを撤去する試みは、昨年始まった。
AFP