


サンパウロ:秋篠宮家の佳子内親王殿下は、11日間にわたる南米訪問の幕開けとなる金曜日に、ブラジルの大国サンパウロ州の最高勲章を受章された。今回のご訪問は、日伯外交関係樹立130周年を記念するものでもある。
秋篠宮と紀子妃の次女は木曜日にサンパウロに到着した。金曜日に日本人コミュニティーのメンバーとアポイントメントを取り、州政府の宮殿でタルシシオ・デ・フレイタス知事との夕食会で日程を終えた。閉会式ではイピランガ勲章が授与された。
佳子内親王は、リオデジャネイロと首都ブラジリアを含むさらに7都市を訪問し、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領と会談する予定である。
デ・フレイタスのインタビューに応じた佳子さまは、1908年にサントス市に日本人移民が初めて到着した際、海を渡る過酷な旅の後であったことに言及された。旅の初日、彼女はサンパウロのイビラプエラ公園にある日本人移民先駆者の記念碑を訪れた。
「移民たちはブラジルに適応するために大変な努力をし、現在もさまざまな分野で活躍していると感じました。ブラジルが日本人社会を保護したことで、両国のつながりはより深いものになりました」と内親王は語った。
現在、ブラジルの日系人人口は世界最大で、約270万人と推定されている。その約半数がサンパウロ州に住んでいると公式発表されている。
天皇陛下には男子がいないため、佳子さまの父である秋篠宮さまが第一継承者となる。日本の伝統では、女性が皇位につくことは認められていない。
佳子さまの姉である眞子さまは、日本の皇族の中で最後にブラジルを訪問された。眞子さまは2018年に南米の13都市を訪問された。
AP