
東京:東京の外務省は、イランの危険レベルを最も高いレベル4に引き上げ、イランに滞在する全ての日本人に対し、状況にかかわらず、直ちにイランから出国するよう緊急勧告を出した。
「6月13日以来、イランはイスラエルからの攻撃を受けており、紛争は継続し、双方に死傷者が出ている。このため、イラン全土にレベル4の危険警報が発令され、緊急避難の必要性が示されている。イランとイスラエルの間で攻撃の応酬が続く可能性がある。
同省はまた、在イラン日本大使館との連絡を密にすることの重要性( )を強調した。
この勧告は、イラクを含むイランと他国との国境全域を対象としている。「イラクとの国境地域であるケルマンシャー州やイラム州では、イランの治安部隊とクルド人分離主義組織「クルディスタン自由生活党」(PJAK)との衝突が発生し、ISIL関係者の逮捕が数件報告されている。
テルアビブやハイファなどイスラエルの主要都市を狙ったイランからのミサイル攻撃が続いているにもかかわらず、外務省はイスラエルへの渡航勧告をレベル4(退避)にエスカレートさせるのではなく、レベル3(渡航しない)にとどめることを決定した。レバノンやパレスチナ自治区との国境はレベル4の勧告が出されている。
イスラエルに関する日本外務省の決断の理由は完全には明らかではない。今週初め、日本の岩屋毅外務大臣は、日本はイスラエルとの友好関係を重視していると強調した。アナリストたちは、渡航勧告をレベル3に維持するという日本の選択は、イスラエルとの外交関係を反映していると指摘している。