
東京:ドナルド・トランプ米大統領が、イランの核施設への爆撃を、80年前に第二次世界大戦末期に広島と長崎に投下された原子爆弾と比較した発言で批判を浴びている。東京市民の中には、アラブニュース・ジャパンに対して、米大統領の発言に憤慨の声を上げる人もいた。
ある女性は、「日本の立場からすれば、今回の攻撃には別の対処方法があったと思います。広島の記念碑には『安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから』と刻まれています。地球はひとつしかない。私たちは皆、地球を大切にしなければならない。核兵器を使うという発想は考えられないです。それは地球を破壊することになります」と述べた。
ある男性は、原爆投下によって第二次世界大戦が早期に終結したという見解に異議を唱え、核兵器の使用は「容認できない」と述べ、「たった1発の核兵器の使用でも、さらなる使用の連鎖反応を引き起こし、最終的に人類の滅亡を招く可能性があます」と続けた。
別の男性は、トランプ氏の立場は、中東の平和をもたらすための何の努力もしていないアメリカ人の行動を正当化であると指摘した。「イランもイスラエルも、戦争を早期に終結させる真の意思はない。今回はバンカーバスター爆弾だったが、原子爆弾は論外です。日本国民が知っているように、アメリカは原爆の使用を正当化しているが、日本の立場からは、単なる大量虐殺だった」と述べた。
ある若者は、トランプ大統領の発言は核兵器に伴う莫大なリスクを無視したものと指摘し、年配の男性も「トランプ大統領の発言は極めて憂慮すべきものだ。原爆投下は戦争ではなく、大量虐殺だ。決して許してはならない」と述べた。