
東京:読売新聞は日曜日、中国による海洋進出に対する抑止力を強化するため、日本はフィリピンに使用済みの海軍駆逐艦を輸出すると報じた。これは、米国の同盟国である両国が、北京に対抗するために協力を強化していることからだ。
同紙は、複数の政府筋の情報として、この輸出計画には、海上自衛隊が 30 年以上にわたって運用してきた阿武隈型護衛艦 6 隻が含まれると報じた。
同紙は、中谷元防衛大臣とギルベルト・テオドロ国防相が先月シンガポールで会談し、駆逐艦の輸出について合意したと報じ、フィリピン軍は最終準備の一環として、この夏、駆逐艦の検査を行う予定だと付け加えた。
日本防衛省の広報担当者は、この報道についてコメントを控えた。フィリピン軍広報担当者と中国外務省は、ロイターのコメント要請に即座に返答しなかった。
東京とマニラは、南シナ海(フィリピン)と東シナ海(日本)を含む海域で、北京のますます強硬な動きによる課題に直面していると述べている。
二国間の軍事協力には、合同演習、日本のレーダー支援パッケージ、ハイレベル戦略対話などが含まれている。昨年、両国は、日本にとってアジアで初めての相互アクセス協定を締結し、相互の領土への軍隊の派遣を認めた。
読売新聞によると、日本の平和主義の原則に基づく軍用装備の輸出制限を解除するため、東京はマニラが要請した装備や通信システムの設置を共同開発プロジェクトとして扱う予定だという。
海上自衛隊のウェブサイトによると、阿武隈型護衛艦は、標準排水量 2,000 トンと比較的小型の駆逐艦で、乗組員は約 120 人、対潜水艦ミサイル、対艦ミサイル、魚雷発射管、砲などを装備している。
フィリピン海軍には駆逐艦はなく、フリゲート艦とコルベット艦のみを保有しており、これらは通常、小型で武装が軽い艦艇だ。
ロイター