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日本、中国けん制のためフィリピンに中古護衛艦を輸出へ 読売報道

2025年6月21日、マニラの国際港で、海上自衛隊の「ひゅうが」型ヘリコプター搭載護衛艦「いせ」の船員の横に見える20mmファランクス近接武器システム(CIWS)。(AFP=時事)
2025年6月21日、マニラの国際港で、海上自衛隊の「ひゅうが」型ヘリコプター搭載護衛艦「いせ」の船員の横に見える20mmファランクス近接武器システム(CIWS)。(AFP=時事)
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07 Jul 2025 07:07:31 GMT9
07 Jul 2025 07:07:31 GMT9

東京:日本は中国の海洋進出に対する抑止力を強化するため、中古の護衛艦をフィリピンに輸出すると、読売新聞が日曜日に報じた。

輸出計画には、海上自衛隊で30年以上運用されているあぶくま型護衛艦6隻が含まれると、日本の日刊紙は複数の無名の政府筋の話を引用して伝えた。

中谷元国防相とジルベルト・テオドロ防衛相は先月シンガポールで会談した際、護衛艦の輸出に合意したと読売新聞は伝え、フィリピン軍は最終準備の一環として、この夏に艦船を視察すると付け加えた。

フィリピン海軍は、日本の防衛省からの正式な招待を受け、フィリピンからの海軍専門家代表団が艦船の綿密な評価を行うと、日曜日に声明で発表した。

「この視察の結果は、フィリピン海軍の近代化努力との整合性と、取得の可能性についての更なる審議の指針となる」と述べ、このイニシアチブはフィリピンと日本の戦略的パートナーシップの深化を反映していると付け加えた。

日本の防衛省報道官は、この報道についてコメントを避けた。

中国は日本に対し、軍事・安全保障問題において慎重に行動し、「平和的発展の道を堅持」するよう求めた。

「中国は常に、国家間の防衛・安全保障協力は地域の平和と安定に貢献すべきであり、いかなる第三者も標的にしてはならないと主張してきた」と、中国外務省は月曜日、ロイターにファックスでコメントを寄せた。

東京とマニラは、フィリピンにとっては南シナ海、日本にとっては東シナ海を含む海域で、北京が主張を強めていることに直面しているという。

二国間の軍事協力には、合同演習、日本のレーダー支援パッケージ、ハイレベル戦略対話などがある。昨年は、日本にとってアジアで初めての相互アクセス協定に調印し、互いの国土への部隊配備を可能にした。

日本の平和主義に基づく駆逐艦の軍備輸出制限をクリアするため、東京はマニラから要請された装備と通信システムの設置を共同開発プロジェクトとして扱う、と読売新聞は伝えている。

海上自衛隊のウェブサイトによれば、あぶくま型護衛艦は標準排水量2000トンの比較的小型の護衛艦で、約120人の乗組員によって運用され、対潜・対艦ミサイル、魚雷発射管、砲で武装している。

フィリピン海軍には駆逐艦はなく、フリゲート艦とコルベット艦がある。

ロイター

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