
東京:中国と日本の軍用機が異常接近した事件を受けて、ジョージ・グラス駐日米国大使は、2日間にわたる東シナ海上空での異常接近について、中国に対し、「無謀な飛行」と非難した。
「中国軍機は、今週も再び無謀な飛行を繰り返している」とグラス大使はXへの投稿で述べ、「2日連続で、中国軍戦闘爆撃機が公海上空で自衛隊機に対し危険な『異常接近』を行った。これは、中国政府が安全や人命を軽視する姿勢を再び浮き彫りにした。中国のパイロットは学校に戻り、飛行訓練をやり直すべきだ!」と続けた。
防衛省によると、7月9日、中国軍JH7戦闘爆撃機が東シナ海上空で航空自衛隊のYS11EB機に対し約15分間接近した。10日には同型の中国軍機が航空自衛隊機に対し約10分間接近した。両日とも、両機は互いに約70メートルの距離まで接近した。
同大使は、中国に対する批判を土曜日に別の投稿で続け、2隻の中国海警局船がフィリピン沿岸の船舶に放水攻撃を行ったことを挙げ、国際法に従わない「目に余る行動」だと批判した。