カルドン・アズハリ

東京：ドーハ・フォーラム東京会議が水曜日に東京で開催され、「国際秩序とグローバル・ガバナンスの展望：ナビゲーターのいない世界」という興味深いテーマが議論された。このイベントは、日本国際問題研究所（JIIA）との協力のもと、グローバル・ガバナンスの進化する動向に焦点を当てた新たな共同研究イニシアチブを立ち上げた。

ドーハ・フォーラムの執行理事であるムバラク・アジュラン・アル・クワリ氏は、開会の挨拶で、多国間機関 がますます圧力にさらされ、グローバル・ガバナンスの構造が分断化・不確実化していることを強調した。

「多極化する世界において、どのようにして公平性、安定性、説明責任を確保することができるのか？この変化し続ける状況の中で、どのような原則とパートナーシップが私たちを導いていくのか？これらの質問は、ドーハ・フォーラムと JIIA が本日立ち上げた新しい戦略の中心的な課題です」と述べた。

ドーハ・イニシアチブは、来年、一流の学者や専門家を結集し、信頼の回復、協力の促進、ルールに基づく国際システムの強化における中堅国の役割に焦点を当てた議論を行う予定だ。

水曜日の会議のパネリストおよび講演者には、東京大学の遠藤 乾教授、池内聡教授、一橋大学の市原 麻衣子教授、東京大学の江藤 名保子教授が参加した。さらに、カタール国際研究センターのイスラム地域研究学部長であるアブドラ・バブード教授も講演者として参加した。

カタール国駐日大使のジャバー・ジャララ・アル・マリ氏が、日本のビジネス界、学術界、外交界、専門家コミュニティから約100名の参加者と共にイベントに出席した。

パネルディスカッションでは、米国をはじめとする主要なグローバルプレイヤーの力が衰える中、中東の現状と、カタールと日本を含む効果的なプレイヤーの役割について議論された。

彼らは、外交努力から経済的影響力まで、この変化する情勢下でのカタールと日本の独自の貢献を強調し、両国がグローバルガバナンスの未来を形作る可能性を指摘した。