
ソウル:韓国の趙顕(チョ・ヒョン)外相と日本の岩屋毅外相は、北朝鮮がロシアなどとの軍事的関係を強めていることへの懸念を共有し、米国と協力することで合意したと、日本の外務省が火曜日発表した。
趙外相は火曜日、東京で岩屋外相と今月の就任以来初めての会談を行った。趙外相は次に、貿易交渉を支援するために米国を訪問する予定である。
日本の外務省は声明で、韓国を正式名称である大韓民国として、「日韓間、そして日韓米間で緊密に協力していくことを再確認した」と述べた。
北朝鮮は現在、対ウクライナ戦争でロシアとともに戦っている。数千人の北朝鮮軍がロシアのクルスク地方に配備され、平壌はロシアに軍需品も供給している。
日本の総務省は、両大臣が北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源である「暗号通貨の窃盗」についても懸念を表明したと付け加えた。
韓国外務省によれば、趙氏と岩屋氏は共同で課題に対応することで合意したという。
米国の主要同盟国である日本は、ドナルド・トランプ米大統領と自動車輸入の関税を引き下げる貿易協定をすでに結んでいる。しかし、韓国はまだ米国の関税に関して合意に至っていない。
ソウルは8月1日に発効予定の米国の関税の影響を抑えるための貿易協定を確保するために最後の追い込みをかけており、趙氏は7月31日にマルコ・ルビオ米国務長官とも初会談する予定だ。
「関税交渉は終わりに近づいている。関税交渉は終わりに近づいている。私はこれに対しても多くの支援を提供するつもりだ」と、趙は日本への出発を前にソウルで記者団に語った。
「しかし、より重要なのは、韓国、アメリカ、日本がどのように協力し、包括的な方法でアメリカの同盟を強化するかを議論することだ」。
ロイター