
東京:日本は金曜日、第二次世界大戦の敗戦から80周年を迎え、少なくとも一人の閣僚が、日本のアジア近隣諸国が戦時中の侵略の象徴とみなす神社を訪れる数千人の参拝者に加わった。
小泉進次郎農相(昨年の自民党党首選の候補者)は金曜日未明、東京の靖国神社に到着した。
靖国神社に祀られている250万人の戦没者の中には、最も重い戦争犯罪で有罪判決を受けた14人の戦時指導者と、1945年の敗戦後に連合国法廷によって有罪とされた1000人以上の人々がいる。
中国と韓国は、日本の高官による過去の参拝が東京の戦時中の行為を覆い隠し、外交関係を損ねていると批判している。
「どこの国であろうと、国のために命を捧げた人々に敬意を示すことを決して忘れてはならない。これは非常に重要な原則だと思います」と小泉氏は記者団に語った。
石破茂首相は、天皇陛下とともに東京で行われた別の戦没者追悼行事に出席した。
「8月15日は戦没者を追悼し、平和を祈念する日である。政府は戦没者とその遺族に感謝の意を表し続ける」と林芳正官房長官は定例記者会見で述べた。
2013年12月に安倍晋三首相が靖国神社を参拝して以来、日本の現職首相が参拝したことはない。
日本の降伏記念日に参拝した最後の首相は、2006年の小泉農相の父、小泉純一郎氏である。
高市早苗元経済産業大臣と小林鷹之元経済産業大臣も参拝したと地元メディアは報じている。両氏は昨年の自民党党首選に出馬した。
地元メディアによれば、石破氏は金曜日に神社に供物を送った。彼が10月に行った献花は、35年間日本の植民地だった韓国と、第二次世界大戦で日本軍に占領された中国からの批判を招いた。
中国外務省からは、小泉氏と他の議員の訪問について質問されたが、すぐに返答はなかった。
この記念日は、8月15日に日本の植民地支配からの解放を祝う韓国の李在明大統領が、地域の安全保障と米国との3国間関係について話し合うため、8月23日から24日にかけて日本を訪問する予定である。
東京とソウルの関係はしばしば緊張してきたが、中国の影響力拡大と核武装した北朝鮮による脅威に対抗するため、両国は安全保障協力を深めている。日本の極右政党である参政党の88人もの国会議員や地方議員も靖国を参拝したと地元メディアは報じた。「日本第一党」は、日本文化を脅かすとする移民の受け入れを抑制したいと考えている。
7月の参院選では13議席を新たに獲得し、石破派の自民党から支持を引き離した。
ロイター