
健康危機に対処するための政策を担当する大臣が、日本は感染の第2波の防止にあたり、全面的なコロナウイルス検査をやめ、代わりに脆弱な人々と最も危険にさらされている人々に標的を絞って検査する、と述べた。
日本は現在、コロナウイルス検査の実施数で他の主要経済国をかなり下回っており、一部の専門家からウイルスを追跡してクラスターを防止するには十分でないという批判が出ている。
コロナウイルスの政策も担当している日本の経済再生担当大臣である西村やすとし氏は、全人口に対して効果的なポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を実施することは難しい、と東京のアプローチを擁護した。
たとえ検査で、ある人が最初は陰性を示したとしても、その期間中の行動によって、その人は数日後に陽性を示す可能性がある。理想は、日本は全人口を一斉にテストして陽性者を隔離することだが、それは「現実的には不可能」だ、と彼は述べた。
「(感染の)可能性が高いか、緊急の必要性があると医師が判断した人が検査を受けることができるようにすることが重要です」と、西村氏は土曜日に行われたロイター通信の独占インタビューで語った。
「病状に関係なく誰もがPCR検査を受けるべきだという見解には同意できません。重要なのは、これらの検査をどの程度実施するかであり、現在検討中です。」
日本には、1日27,000件以上の最大検査能力がある。しかし、現在行われている実際の検査数は多くても約10,000件であり、西村氏は、これは新しい感染者の数が急激に減少したためだ、と語った。
1日あたりの感染者数は720をピークにして徐々に減少し、現在は40ほどとなっている。
日本はこれまでのところ、米国やイタリアなどの国で見られた感染の急増を回避している。現在までに約17,200人の感染者と約900人の死亡者を記録しており、これは米国の1,900,000人の感染者と110,000人以上の死亡者よりもはるかに少ない。
Reuters