
菅義偉官房長官は9日の記者会見で、香港情勢をめぐり先進7カ国(G7)が明確なメッセージを発信すべきだとの考えを示した。G7についても「基本的価値および考え方を共有し、国際的に確立された極めて影響力のある枠組みだ」と強調した。
政府関係者によると、「一国二制度の維持」などを求める共同声明を模索している。しかし、共同声明とりまとめで各国の調整がつくかは見通せない状況だという。
菅氏はまた、新型コロナウイルス収束後の国際協調に関し「民主主義、人権、法の支配など普遍的価値を共有する国々と手を携え、『ポストコロナ時代』に国際社会がよって立つべき原則を提示し、新たな国際秩序の形成に主体的な役割を果たしていく」と述べた。
JIJI Press