
【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は11日の記者会見で、香港での国家安全維持法違反容疑による民主派取り締まりに菅義偉官房長官が「重大な懸念」を表明したことについて、「日本は現実を見極めて立場を正し、中国の内政に干渉することをやめるよう促す」と反発した。
趙氏は「われわれは香港の法執行機関が法律に基づき職責を果たすことを支持する。法律に触れることをしなければ、誰も心配する必要はない」と正当性を主張した。
ポンペオ米国務長官の中国批判に対しても、趙氏は「ポンペオは香港問題に間違った発言を繰り返し、法に基づき国家の安全を維持する中国の正当な行動にとやかく言っている。根拠のない政治的虚言で、中国は何度も厳正な立場を表明済みだ」と一蹴した。
JIJI Press