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第75回戦没者追悼式 コロナ対策で縮小して開催

式中、天皇は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べ、戦没者への深い悲しみと追悼の意を示した。(Supplied)
式中、天皇は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べ、戦没者への深い悲しみと追悼の意を示した。(Supplied)
式中、天皇は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べ、戦没者への深い悲しみと追悼の意を示した。(Supplied)
式中、天皇は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べ、戦没者への深い悲しみと追悼の意を示した。(Supplied)
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15 Aug 2020 02:08:33 GMT9
15 Aug 2020 02:08:33 GMT9

カルドン・アズハリ、大澤優花

東京―令和2年8月15日木曜日、第75回全国戦没者追悼慰霊式が日本武道館で行われた。天皇、皇后両陛下や安倍首相、戦没者の遺族などが参列し、終戦から75年を記念して過去の戦争で命を落とした方々に追悼の意を示した。

例年式典には全国から約6000人ほどが参列するが、今回は戦没者の遺族参列者は約393名、安倍首相ら国会議員や地方自治体関係者、報道陣約200名と、コロナウイルス対策のため例年と比べて規模を縮小して執り行われた。戦没者遺族が高齢になりつつあることから、感染リスクの高い方々のコロナウイルス感染を未然に防ぐ目的も大きいと見られる。

式中、天皇は「過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願う」と述べ、戦没者への深い悲しみと追悼の意を示した。また、例年とは異なり、現在の新型コロナウイルスの感染拡大状況についても言及し、「私たち皆が手を共に携えて、この困難な状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。」と平和への祈りを捧げた。

安倍晋三首相は、戦没者への犠牲に敬意と感謝をささげ、「戦争の惨禍を、二度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いてまいります。」と積極的平和主義の姿勢を強調した。

今回参加した戦没者の親族のうち約28.8%80歳以上、28.1%が戦後生まれであった。最年長の長屋昭次さんは93歳で、弟を肺結核により天津の病院で亡くしたという。曾祖父をソロモン諸島で亡くした12歳の井田雪花さんが今回の式典の最年少遺族参列者で、青年代表として献花にも参列した。

コロナウイルス対策の一環として、会場の日本武道館では白いマスクの着用義務や飲食禁止などの感染防止対策が厳重に行われると同時に、熱中症対策の注意喚起も行われた。国家斉唱は行われず、管楽器を除くオーケストラの演奏のみとなり、来場できない全国の参列者に向け会場の様子が上で配信されるなど、異例の式典となった。

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