
日本政府観光局が21日発表した7月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比99.9%減の3800人だった。99.9%減となるのは4カ月連続。新型コロナウイルス対策で各国が実施している出入国規制の影響で大幅なマイナスが続いている。
7月の訪日客の多くは、在留資格を持つ外国人とみられる。4月以降、訪日客は毎月1万人を割り込んでおり、実質的にほぼゼロの状態だ。
各国の移動制限に加え、航空各社も国際線の運航を大幅に減らしている。訪日客数は当面、厳しい状況が続きそうだ。
観光庁の蒲生篤実長官は21日の記者会見で「訪日客が戻ってきた時に、その波をしっかり受け止められるようにする」と述べ、政府の需要喚起策「Go To トラベル」などで観光産業を支える考えを示した。
JIJI Press