
東京都は27日、新たに250人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。これにより、都内の累計感染者は2万人を超え、2万96人となった。最初の感染者確認から7月22日に累計1万人を超えるまで約半年かかったが、その後の約1カ月間で倍増した。
都内の新規感染者が200人を超えたのは2日連続。都によると、20、30代が約半数に上り、感染経路不明が149人と半数以上を占めた。重症者は前日と同じ31人。
都内では1月24日に初めて感染者が確認された。緊急事態宣言中の4月17日に最初のピークとなる206人を確認後、いったん減少に転じたが、6月中旬以降に再び増加。今月1日に最多の472人を確認後は、緩やかな減少傾向が続いている。
全国の新規感染者数は、37都道府県と空港検疫を合わせ864人で、1000人を下回るのは6日連続。死者は石川県などで計11人判明した。
福井県では27日、過去最多の13人が陽性となった。うち8人は福井市内のカラオケ喫茶利用者。同店関係者の感染は計10人となり、県はクラスター(感染者集団)の発生とみている。
JIJI Press