
東京: 米国、中国、ロシアの体操選手が日曜、日本の選手たちと共に、東京で開かれる1日限りの大会に参加する。この大会は、7ヶ月前にオリンピックが延期されて以来、同国で初めて開かれる国際スポーツイベントになる。
30人の体操選手が参加するこの大会自体に大きな意味はない。日本政府やオリンピック関係者にとって重要なのは、外国のアスリートが新型コロナウィルス(COVID-19)を拡散させることなく、安全に日本へ入国できることを示すことである。
東京は来年のオリンピックを、パンデミックの最中において、例えワクチンが用意できないとしても開催できることを示そうとしている。このミーティングは、その目標に向かいさらなる一歩を踏み出すものだ。
1964年の東京オリンピックで水泳会場となった象徴的な代々木体育館で行われるこの大会では、約2,000人のファンの観戦が許可される。同体育館は、2021年7月23日にオリンピックが開幕する時のハンドボール会場になる予定だ。
先週末、日本のプロ野球チームが30,000席のスタジアムを満杯にし、ファンが安全にイベントに参加できることを示した。
オリンピックはもっと大規模であり、別問題である。
オリンピックには15,400人のオリンピック/パラリンピック選手と、数千人のスタッフ、審判、大会関係者、メディアや放送関係者が関与する。また、日本や外国のファンが観戦を許されるかどうかも明確になっていない。
日本ではCOVID-19が原因で1,800人強が亡くなっている。日本はウィルスを制御するため、大流行以来国境をほぼ閉鎖してきた。
アスリートたちは今週末、日本に入国する前に2週間の隔離を受けた。彼らは会場とホテルの間を特別なバスに乗って移動している。また、多くの予防措置も講じられている。例えば伝えられるところよれば、競技中には通常使われている共用の供給品を使用せず、自分のチョークを持参する必要があるという。
オリンピックで2大会連続の金メダルを獲得している日本の内村航平は、先週の検査でCOVID-19の陽性反応が出たと報じられたが、その後の数回の検査では陰性となった。内村はイベントへの参加が見込まれている。
AP