
観光支援事業「Go To トラベル」の見直しや飲食店への営業時間短縮要請が決定して初めての週末、札幌、大阪両市の主要駅や東京都心部の人出が軒並み3~5割程度減少したことが30日、民間調査で分かった。
ソフトバンク子会社のアグープ(東京)が携帯電話の位置情報に基づき調べた結果、29日午後3時台の大阪駅と心斎橋駅の人出は、新型コロナウイルス感染拡大前の1月18日~2月14日の休日平均と比べ、それぞれ37.8%、28.4%減った。大阪市は午後9時までの時短営業を要請中で、29日午後9時台の人出もそれぞれ47.1%、49.2%減少した。
札幌市も感染拡大前と比べ、札幌駅と大通駅の同日午後3時台の人出がそれぞれ、38.7%、52.1%のマイナスに。新千歳空港駅の減少率は、71.4%に上った。
28日に時短営業要請が始まった東京都は、29日午後9時台に渋谷センター街が52.4%減、新宿・歌舞伎町で 44.3%減となった。
政府は24日、トラベルの割引対象から、札幌、大阪両市を目的地とする旅行を一時除外すると決定した。
JIJI Press